┃職場いじめ

職場いじめ(しょくばいじめ)は、いじめの一形態である。社会的な力・地位を用いて行われるいじめで、モラルハラスメント、パワーハラスメント(以下、パワハラ)、セクシャルハラスメントの総称です。

状況
* 約8割で職場いじめの相談等がある
* 職場いじめのうち、約8割がパワハラ
* 行為は、「罵る・怒鳴る・威嚇する」が一番多い(68%)。次いで、「仲間外れ」(54%)
* いじめる側といじめられる側との関係は、「上司と部下」が一番多い(85%)

 

┃概要

職場いじめは、例えば、仕事上の指導や注意を装った形で行われる。実際人間である以上は多少のミスや苦手な仕事があるのは当然の事である。だが、職場いじめが行われる場合はそれを必要以上に強調する。これは、周囲からの当人の評判を落とす、もしくは被害者に自信を喪失させることを狙って行われるに過ぎないのである。さらにはリーダー格の者が他の人にもその人をいじめるように仕向ける。周りの人もリーダー格の者を恐れて被害者を避けるようになっていく。この傾向がエスカレートして行いくと被害者は完全に社内で孤立し「自己都合退社、円満退社」を余儀なくされる。

また社員同士だけではなく、社員が派遣社員やアルバイトに対していじめや差別・冷遇を行うケースも多い。本来、派遣やアルバイトも雇用形態が違うだけで立場が低いという事はないのだが、日本では正社員が派遣やアルバイトより偉いという風潮が根強く、事件性がない限りは黙認される事が多い。

近年では直接雇用関係のない、職場に同居している下請け請負会社社員や出入り頻度の多い取引先社員をターゲットにした悪質な職場いじめも横行している。いじめの手法は会社間取引の力関係を悪用し、対象社員のいる会社に対してもっともらしさを装った苦情を高頻度で申しつける手法がよく用いられる。しかも関係会社間で事実関係を調査する事は稀で、残念な事に現在の労働行政の及ぶ範囲ではなく、いじめの標的にされた人物は泣き寝入りを強いられている。

 

┃原因

「職場環境に弱肉強食の理論が持ち込まれてしまっている」「いじめが行われている状況においては、下手に手出しして自分もいじめの対象となってしまうことを恐れ、見て見ぬふりをする」などが挙げられる。

 

┃対策

会社には労働者が快適に働けるように職場を管理する義務が存在する。会社は労働者が働きやすいように職場環境を安全・快適に保つ必要があり、このことを日本では職場環境配慮義務と呼ぶ。
セクハラが男女雇用機会均等法によって規制、意識の浸透が行われたことから、職場のいじめを少なくするためにパワハラも法律による規制が必要、と言う意見がある。


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